フロートマルチブロワ(軸浮上式多段ターボブロワ)

既存の電動機直結式多段ターボブロワは、すべり軸受、または、ころがり軸受を使用しており、大型のものは強制給油装置が必要で、これら補機および潤滑油、冷却水の管理が必要でしたが、フロートマルチブロワは給油装置、冷却水装置、および、これに伴う地下階まで延びる配管類が不要となるため、防災上の設備強度が向上します。
また、同様に磁気軸受を採用する、高速軸浮上式ターボブロワでは対応できない400kWを超える大型のターボブロワを必要とする大規模処理場の潤滑油フリー化のニーズに対しても応えることができます。

特長

省電力

フロートマルチブロワは、磁気軸受の採用により、従来のすべり軸受を用いるターボブロワで必要であったバランス配管が不要となったことでブロワ効率が改善されました。さらに、IE3規格相当の高効率かご形電動機(磁気軸受型)と組み合わせて使用することで、従来の多段ターボブロワに比べ大幅な効率の改善を図っています。

500kW級多段ターボブロワの一例

[従来の電動機直結式多段ターボブロワの総合効率]

78.0%(ブロワ)×90.0%(巻線形電動機)=70.2%

5%強の効率改善

[フロートマルチブロワの総合効率]

80.0%(ブロワ)×95.0%(かご形電動機)=76.0%

減災

構成品数を従来の1/3に大幅削減しました。

フロートマルチブロワの採用によって、軸受給油に必要だったシステムが不要となります。加えて、高性能かご形電動機を採用することで、システム構成品の点数が大幅に削減されるため、故障に強く信頼性の高いシステムを構築できます。減災の視点からもフロートマルチブロワの採用が有効です。

更新に有利

多段ターボブロワの風量制御範囲が30〜100%であるのに対し、高速軸浮上式ターボブロワの風量制御範囲は45〜100%と狭く、多段ターボブロワから高速軸浮上式ターボブロワへの更新は、風量制御範囲が狭まります。しかし、フロートマルチブロワは既存の多段ターボブロワと同じ風量制御範囲であるためスムーズな更新、切り換えが行えます。さらに、高速軸浮上式ターボブロワは低圧(400V系)受電であるのに対し、フロートマルチブロワは高圧(3kV、6kV系)、低圧何れの場合もダイレクト受電が可能です。変圧器の新設が不要なため、建設費の削減にも繋がります。

施工時間の短縮

フロートマルチブロワはシステムの構成品が少ないこと、フラッシングが不要なことから施工時間を大幅に短縮することができます。

※フラッシング:機器を設置する当初、潤滑油配管内、および潤滑部にごみや異物が存在するためフラッシング油を長時間循環させることにより、系統内のごみやスラッジを除去する作業のこと。

商品紹介動画

主要仕様






形式 フロートマルチブロワ(軸浮上式多段ターボブロワ)
風量( m3/min ) 100〜900
吐出圧力( kPa ) 50〜80
風量制御方式 インレットガイドベーン(インレットベーン)制御
風量制御範囲( % ) 30〜100
使用温度範囲( ℃ ) -15〜40
軸受 磁気軸受
全断熱効率( % ) 以上 71〜82
騒音( dB(A) 以下)※1 85


形式※2 低始動電流・高効率型横軸かご形三相誘導電動機
極数 2P
耐熱クラス F(155)
電動機出力( kW 以下) 150〜1500
電動機効率( % 以上) 93〜95
軸受 磁気軸受
単体騒音( dB(A) 以下) 80
電源 AC400/3000/6000V-50Hz または AC440/3300/6600V-60Hz

※1:電動機を合わせた総合の騒音値。測定点等は日本下水道事業団 機械設備標準仕様書に依る。

※2:保護形式は全閉外扇形を標準とする。

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