掘削機械
ツインヘッダ
油圧ショベルのアタッチメントとして掘削工事や攪拌作業などに使用します。
概要
油圧モータと歯車の組み合わせにより切削ピックが配列されたドラムを回転させて、岩石や土を掘削する機械です。油圧ショベルのアタッチメントとして着脱可能です。
油圧式切削機とも称されます。
特長
Feature 01世界のトップメーカー
当社は1983年に国内初号機となるツインヘッダMT1000を開発いたしました。以来、累計2000台以上のツインヘッダを製作、販売し、世界のトップメーカーとして確固たる地位を築いています。
Feature 02ピックによる切削が工事や作業のメリットに
- 掘削騒音が小さく、都市部での使用が可能です。
- 掘削衝撃が小さいので、油圧ショベル側への反動も小さくなります。
- 切削面が綺麗に仕上がります。
- ピックを交換することにより、根株処理、土壌改良などさまざまな用途に使用することができます。
- 緻密に計算されたピックの配置によって効率的な切削や撹拌を行うことができます。
Feature 03さまざまな用途で活躍
トンネル工事、ダム底面切削工事、道路法面切削工事、汚染土壌改良工事など、世界各地のさまざまな都市土木工事の現場で、用途に合わせて活躍しています。
ラインアップ
Gシリーズ ツインヘッダ
Gシリーズは高トルク低速油圧モータと平行減速機との組み合わせで、部品点数が少なくシンプルな構造です。
ドラム幅とドラム間幅が従来型より狭いため容易に溝掘削を可能とし、また、より強力な切削トルクを生み出すことができます。
またオプションとして幅広ドラムを使用することもできますので、軟岩域での掘削能力向上に対応することも可能としております。
用途
溝開削工事、解体工事(基礎コンクリート掘削&無筋コンクリート掘削)、コンクリートはつり掘削、トンネル工事、水中掘削工事、凍土掘削工事など
主要仕様
型式 | |||
---|---|---|---|
MT-1000G | MT-1500G | MT-3000G | |
切削ドラム回転数 | 83min-1 (油量170L/min時) |
73min-1 (油量220L/min時) |
47min-1 (油量280L/min時) |
作動油圧 | 32MPa max. | 32MPa max. | 35MPa max. |
作動油量 | 210L/min max. | 250L/min max. | 360L/min max. |
質量(ブラケット共) | 1070kg | 1460kg | 2270kg |
適用土質(一軸圧縮強度) | 30MPa max. | 40MPa max. | 50MPa max. |
適用油圧ショベル | 0.45m3(12t)~0.65m3(17t) | 0.7m3(20t)~1.0m3(24t) | 1.2m3(30t)~1.4m3(34t) |
- ※上記仕様は予告無く変更することがあります。
攪拌型 ツインヘッダ
攪拌型ツインヘッダは低トルク高速油圧モータと遊星減速機との組み合わせによる構造です。
攪拌するための長いブレードが搭載されているため、地中深くの土壌も一度に改良することが可能となり、効率よく地盤改良を行う事ができます。
また異なる材料の混合などにも使用可能です。
用途
地盤改良、材料混合作業など
主要仕様
型式 | |||
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MT-600S-L | MT-1000S-L | MT-2000S-L | |
切削ドラム回転数 | 78min-1 (油量150L/min時) |
81min-1 (油量220L/min時) |
51min-1 (油量220L/min時) |
作動油圧 | 32MPa max. | 32MPa max. | 32MPa max. |
作動油量 | 210L/min max. | 250L/min max. | 360L/min max. |
質量(ブラケット共) | 1100kg | 1400kg | 2100kg |
適用油圧ショベル | 0.45m3(12t)~0.65m3(17t) | 0.7m3(20t)~1.0m3(24t) | 1.2m3(30t)~1.4m3(34t) |
- ※上記仕様は予告無く変更することがあります。