屋内貯蔵システム
旋回スクリュー方式サイロ貯蔵システム
中規模のサイロ向けで流動性が悪い取扱物を扱うのに優れたシステム。特に木質チップなどを使用するバイオマス発電事業に多く用いられています。
概要
比較的流動性の悪い取扱物を貯蔵する際に用いられる貯蔵払出システムです。サイロ中心から伸びたスクリューを回転させることにより、取扱物を中心へ引き寄せ、たもとのシュートからコンベヤへ払出します。近年では特にバイオマス発電事業に多く用いられています。
用途 | 比較的流動性が悪い物の貯蔵 | 取扱物 | 木質チップ、瓦礫、RPF、木質ペレットなど |
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納入実績 | 14件(国内発電所・製紙会社など) | 能力 | サイロ容量 1,300~13,000m³(260~5,120t) 払出能力 9~880m³/h(1.8~320t/h) |
特長
Feature 01優れたメンテナンス性
構造がシンプルなためメンテナンスが容易です。駆動部がサイロ下にあるため取扱物がある状態でもメンテナンスが可能です。
Feature 02流動性の悪い取扱物と好相性
他方式では扱いが難しい木質チップなど流動性の悪い取扱物の貯蔵に長けています。直胴形状のサイロとスクリューによる力強いかき取りを組み合わせたシステムは、ブリッジなどの閉塞現象の懸念を解消し、安定した貯蔵・払出しを可能にします。
Feature 03サイロ構造のシンプル化を実現
当社貯蔵システムの中でも貯蔵効率に優れたシンプルな構造なので基礎部分を含めてサイロトータルでのコストダウンが見込めます。
- 先入先出運転をするため、滞留が無く自然発火が起こりにくい
- 密閉性に優れ、粉塵の飛散を防止するエコ構造
- 省力化に貢献する自動運転システムを構築
- 取扱物や貯蔵容量から最適のサイロシステムを提案